ギャラン反射とは?赤ちゃんのパパママには是非知ってほしい!
皆さんは「ギャラン反射」という言葉を知っていますか?一般ではあまり、聞き慣れない言葉であるので、ご存知ない方も多くいらっしゃるでしょう。このギャラン反射ですが、赤ちゃんの育児真っ最中のパパやママには、子育てにおける豆知識として、是非知っておいてほしいです。
日々赤ちゃんのお世話をしていると、わからないことや初めて知ること、大人との違いにびっくりすることが多くありますよね。パパやママにとって初めてのお子さんであればなおさらです。でも、様々なことを知れば知るほど、赤ちゃんのことがよくわかり、子育てがどんどん楽しくなったり、子育てに対してより前向きに取り組めるようになります。
知識が増えると赤ちゃんの求めていることもわかりやすくなり、お世話もしやすくなります。慌ただしい子育ての毎日の中でも、ふと立ち止まり情報を収集することは心がけていきたいものですね。
「ギャラン反射」は原子反射のひとつ!反応の可愛さからネット上で話題になったことも
ギャラン反射とは、一言で言うと「原子反射」のひとつです。一時期、ギャラン反射による赤ちゃんの反応の可愛さがネット上や、動画などで話題となり、パパやママを中心に反響を呼んだことから、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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うさぎのしっぽをフリフリするのもかわいいですね。
産まれたばかりの人間の赤ちゃんは、他の生き物の赤ちゃんと比べて運動機能が未熟?
人間の赤ちゃんは、他の哺乳類に比較すると運動機能がかなり未熟な状態で生まれてきます。例えば馬の赤ちゃんが、産まれた直後に立ち上がろうとする映像を見たことはありませんか?しかし、人間の赤ちゃんが立ち上がるようになるには、産まれてからかなりの時間を要しますよね。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で手足を動かすこともままならない状態ですし、視力も弱く目もほとんど見えていません。他の生き物の赤ちゃんと比べると、人間の赤ちゃんは、みんなそういった未熟な状態で産まれてくるのです。
人間の赤ちゃんに生まれつき備わっている原始反射とは?
そんな運動機能が未熟な人間の赤ちゃんが、生まれつき持っているママのお腹の外で生きるための機能、それが「原始反射」です。原始反射は、運動機能が未熟な新生児にとって、外の世界で生きていくためのライフラインです。運動機能の発達にも欠くことができない、新生児には非常に重要な機能といえるでしょう。
原始反射には様々な種類のものがありますが、それぞれが母乳を飲んだり、周りの刺激から身を守ったり等、新生児にとって生きていくために必要な反射行動となります。その為、成長と共に原始反射は消失していき、今まで原始反射で行っていた動作を赤ちゃん自身の意思でできるようになっていきます。
このように原始反射は、健常な赤ちゃんには生まれつき備わっているものです。しかし、赤ちゃんによっては病気や障害が原因で出現しない子や、反応が弱い子、出現した原始反射がいつまでも消失しない子もいます。そのため、原始反射の有無や、その程度、出現の仕方等を確認することは、赤ちゃんの病気や障害、運動機能の発達を確認する指標となり、乳幼児健診でも確認する項目に含まれています。
[主な原始反射の種類]
・ギャラン反射 ・陽性支持反射 ・台乗せ反射 ・交叉伸展反射 ・屈筋逃避反射 ・手掌把握反射 ・足底把握反射 ・バビンスキー反射 ・自立歩行反射 ・哺乳反射(探索反射、捕捉反射、吸啜反射、嚥下反射) ・押し出し反射 ・引き起こし反射 ・モロー反射 ・緊張性迷路反射 ・非対称性緊張性頸反射 ・対称性緊張性頸反射
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