【シュタイナー幼児教育】どんな子どもに育つ?メリットは?

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シュタイナー教育とは? 教育を芸術と捉えます

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人間が隆盛するに従って、様々な教育法が考案、実践されてきたことは言うにや及びません。それだけ、親が子どもを育てようとする心は不変のものであるといえるでしょう。

そうした数ある教育の内のひとつが、「シュタイナー教育」と呼ばれる教育法です。その発祥は古く、1900年代初頭、ドイツの学者、ルドルフ・シュタイナーの思想が元になっているとされています。つまり、シュタイナー教育は100年以上の歴史がある教育なのです。

内容は複雑なので、一言でまとめられるものではありませんが、簡単に言うと、「教育は子どもが自己決定を行うための補助手段であり、ひとつの芸術である」という思想がシュタイナー教育の根幹に存在しています。

そのため、教育課程の多くに芸術的な要素を入れ込み、アクティビティが多いのがシュタイナー教育の特徴です。通常の教育課程とは大きく異なり、教師も学校も独自のものが存在しているので、一般的な公立校ではまず実践されることがありません。

その目的は究極的に言えば「子どもが自由意志を持てるようにすること」で、シュタイナー教育の特徴的なカリキュラムは、子どもの自由意志を育むために行われます。

シュタイナー幼児教育は具体的にどんなことをする?教育内容について

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シュタイナー教育は、年齢によって「伸ばす場所」が決められており、7年ごとに伸ばす場所を集中的に伸ばしていきます。0歳から7歳のときには体作りと、感情の基礎となる部分を伸ばし、7歳から14歳の時期には感情の成長を助け、14歳から21歳の際に自我を発達させるのです。

つまり、シュタイナー教育において、0歳から7歳までの幼児期は、体作りと感情の土台作りに尽力します。また、シュタイナー教育においてはこの時期を「無自覚に周囲のものを吸収する時期である」と定めており、そのため、子どもの周囲には「善いもの」を置くことを意識するとしているのが特徴的です。

特に子どもに大きな影響を及ぼすのは、周囲の大人とされています。特に両親からの影響は、シュタイナー教育において非常に大きなものとされています。つまり、シュタイナー幼児教育の現場においては、教師、両親の両方が、「善い」ものであることが重要なのです。

以上の点から、シュタイナー幼児教育においては様々なカリキュラムが設定されています。以下では、シュタイナー幼児教育においても共通している特徴を紹介しましょう。

シュタイナー教育の内容1: テストによる評価がない

シュタイナー教育においては、子どもを点数で測るテストがありません。幼児教育においては教科授業がないことは決して珍しくありませんが、シュタイナー教育は高校生に至るまで、一切のいテストが存在しないのです。

国語算数理科社会のいずれもを点数で評価することなく、「どれだけ子どもが成長したのか」という点において評価されます。そのため、成績表に記載されるのは、ABC、あるいは◎〇△といった表記ではなく、「子どもがどんな姿勢で授業を受けていたのか」「どう成長したのか」「どんな性格をしているのか」といった内容です。

その理由は、学習を行う動機が「褒められるから」「得意だから」というものであってはならない、という点からです。子どもが学習を行うのはその対象に興味を抱いている状態が望ましい、とされているのがシュタイナー教育の理念になっています。そのため、得意不得意を子どもに自覚させてしまうテストは行わないのです。

シュタイナー教育の内容2: 早期に知育的な教育は行わない

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「勉強のできる子ども」を育てようとすると、多くの人は幼児期の早期教育を想像するでしょう。実際、幼稚園や保育園によっては、小学校の内容を先行して教える場所も存在しています。しかしながら、シュタイナー教育においてはそういった教育は行いません。

なぜなら、幼児期は子どもの体と感情の土台を作る時期だからです。そのため、「オイリュトミー」と呼ばれる舞踊運動、水彩絵の具を使った芸術活動を中心とした教育が行われます。

シュタイナー教育では、こうした活動を通じて子どもの体と感情の土台を育て、7歳から14歳までの教育を受け入れることのできる下地を作りあげるのです。そういう意味で、次々と新しい学習を取り入れ、先の学年のことを学ぶ英才教育とは、全く逆の教育だといえるでしょう。

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