ギフテッド・タレンテッドってなに? その違いと接し方

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ギフテッド・タレンテッドとはなに? 俗にいう「天才」とは違います

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天才という言葉があります。現代日本において、この言葉が示す用途は大変広くなっており、単なる誉め言葉として、あるいは文字通り神童のような子どものことを指して言うことも少なくありません。「天才少年」、「天才のような」といったように、メディアでは多くの場所で「天才」という言葉が使われています。

ただ、本来の意味の「天才」は文字通り「天から与えられた才能」のことであり、生まれつき頭の回転が良かったり、練習をしていないのにも関わらず特定の技術に卓越していたり、あらゆる物事の習熟が早かったりする人のことです。

そういう意味で、努力や環境によって卓越した知能や技術を持った人物のことは、天才と呼ぶことは厳密には異なります。

本当の意味での「天才」を表す言葉として使われるのが、「ギフテッド」あるいは「タレンテッド」という言葉です。ギフテッドとして生まれてきた子どもは、生まれつき高い知能を有しており、精神的にも成長しやすいという特徴を示します。つまり、文字通り天から与えられた才能なのです。

一方のタレンテッドとは、芸術分野、あるいは運動分野において卓越した技術を持つ人物のことをいいます。これらのいずれもが、生まれつき才能を持っているというのが特徴的です。

ギフテッド・タレンテッドの定義。IQで判別するのは古い!

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知能を計測する方法のひとつとして、広く知れ渡っているものがIQです。ギフテッド・タレンテッドという概念が出てきてから最初の方は、実際にIQがその判別基準として使われていました。およそIQが130を超えている場合はギフテッドと呼ばれ、特別な支援が必要であるとされていたのです。

しかしながら、昨今の研究によって、ギフテッドを判別するのにIQは不適切である、という結果が出ています。なぜなら、知能指数のみを指標にすると、「手先が器用」「運動神経が良い」という、タレンテッドの子どもを見逃すことがあるからです。

よって、現代においてギフテッド・タレンテッドを定義する場合は、子どもの素行を見て定義を行うのが普通です。具体的には、「何らかの分野において高い能力を示し、その才能を発揮するためには特別な支援を必要とする子ども」がギフテッド・タレンテッドとして分類されます。

日本においては明確にその判断を行う機関が存在せず、社会的な仕組みも成り立っていないため、上述した定義に則ってギフテッドかどうかを判別することは難しいのが現状です。一番近くで見ている両親が、「人よりもよくできすぎる」「なんでもそつなくこなす」というような特徴がみられるのなら、ギフテッド、タレンテッドを疑ってみてもいいでしょう。

ギフテッドの抱える問題について。ギフテッドは問題を抱えていることもあります

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我が子がギフテッド、タレンテッドであると告げられたとき、ほとんどの人は喜ぶと思います。いわば天才であると告げられたようなものなので、我が子の将来が保証されたと、天に昇る気持ちになる方もいるのではないでしょうか。

実際、俗に「天才」の通り名を欲しいままにしている偉人、アルバート・アインシュタイン博士もギフテッドであったとされており、有名でないながらも、各研究施設等で特別待遇を受けて働いているギフテッドの方も少なくありません。

しかしながら一方で、引きこもり、精神病といった問題を抱えてしまうギフテッドの方も決して少なくないのです。それには、ギフテッドの子どもが抱える特有の問題や、社会的に適切な支援がなされないことが根本的な原因として存在します。

ここでは、ギフテッドが抱える負の部分、その問題点を紹介しましょう。

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