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非認知能力とは?|非認知能力の育て方や種類・おすすめ本3選

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非認知能力とはどんなもの?|認知能力との違い

2017年3月改定・学習指導要領に追加された、「非認知能力」。そのためか、非認知能力という言葉がテレビや新聞などのメディアなどで徐々に注目されるようになってきました。

しかし、言葉は聞いたことがあっても具体的にどんなものなのか分かっていないという方も多いでしょう。

まず、認知能力とは、学力の成績のようにテストなどで点数として分かりやすく評価出来る能力のことです。読み書き算盤などの基礎学力や知能指数、偏差値などがこれにあたります。

一方、非認知能力とは、このように試験や点数で測ることの出来ない能力のことで、周囲の人達とのコミュニケーション能力や、感情をコントロールする能力、物事に対する意欲などが挙げられます。

 

海外では非認知能力を高めるための幼児教育が進められている

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海外では日本よりも早く『非認知能力』を高めるための教育が進められています。

・モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育とは、ブロックやパズルといった教具を使用し、遊びながら同時に数や形の概念を学んだり、地理、文字のしくみなどを学んでいく教育方法です。

子供の潜在能力を引き伸ばし自発的に行動できるような人間へ育てていくための教育といわれており、英国王室のジョージ王子が受けている教育としても話題になりました。

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・レッジョ教育

イタリア発祥のレッジョ教育とは、学習にアートを取り入れた教育方法です。創造性・知的好奇心を高めるだけでなく、他者とコミュニケーションを取りながら身の回りにあふれている身近なものを使った学習が行われるため、子どもたちの視野も広がりやすくなります。

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こういった教育方法はどんどん日本にも取り入れられてきており、認知度も高くなってきています。

 

非認知能力を育てる教育の大切さがわかる実験結果も!

非認知能力に関して、アメリカのミシガン州で40年以上に渡る研究が行われています。『ペリー就学前プロジェクト』と呼ばれるもので、1960年代から現在まで行われています。

貧困などが原因で幼稚園に通うことが出来ない3〜4歳の幼児を対象に、就学前に非認知能力を育てることに重きを置いた教育を受ける子と受けない子に分けて、継続的に比較観察を行った実験です。

就学前教育を受けた方の子どもたちと、受けていない子どもたちを長期的に比較すると、

  • 6歳時点でのIQ
  • 19歳時点での高校卒業率
  • 27歳時点での持ち家率
  • 40歳時点での所得

がいずれも前者の方が高いという結果が出ています。4歳の時点で国が負担した投資額100円が65歳以上になると6000〜3万円で社会に戻ってくると言われており、幼児期に非認知能力を育てる教育を行うことがいかに大切なのかを知らしめました。

 

日本でも非認知能力が注目されるようになった背景とは?

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日本では長いこと学力偏重主義が続いていました。より良い仕事に就くためには高い学力が求められており、学校の授業だけでなく学習塾や習い事などをいくつも掛け持ちする子どもが非常に多かったのです。

しかし、いくら学力が高くてもコミュニケーション能力や責任能力、創造力が低いと人と接することが苦手だったり、応用が効かなかったりして仕事が出来ないという方も多いものです。「あの人、学歴は高いのに、仕事が出来ない」と言われる方、周囲にいませんか?

そういったことを懸念し、まずは人としての「生きる能力」を高めていくべきだという考えが広まってきて、『非認知能力』が注目されるようになってきました。

 

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